2023年1月31日経済産業省が認定する「次代を担う繊維産業企業100選」に株式会社アクセが選定されました。

「次代を担う繊維産業企業100選」とは、経済産業省が繊維産業において、優れた技術をもった企業や優れた取組をしている企業を認定する取組みです。

①サステナビリティ、②デジタル化、③技術力やデザイン力による付加価値の創出、④新規性のある事業・サービスの展開、⑤海外展開の5つの分野で優れた企業が選出されます。

 

 

 

弊社が運営する「JAPAN DENIM」の取組みが評価され、5つの分野の中でも③技術力やデザイン力による付加価値の創出、④新規性のある事業・サービスの展開、⑤海外展開が評価され選出に繋がりました。

以下、③、④、⑤について、詳しい取組みを紹介致します。

 

③技術力やデザイン力による付加価値の創出

■技術力

広島県福山市、岡山県井原市を中心とする備中・備後地域は国産デニムの8割が生産され、インディゴ染色から織布、縫製、加工など70社を超えるデニム関連事業者が集結する一大生産地。

また児島地区のある備前地域には製品加工業者も多く、これらの三備地域の熟練工の手仕事のレベルの高さは世界からも注目され、JAPAN DENIMの製品は三備地域の技術力を駆使して製品開発を行っています。

 

■デザイン力

国内外で活躍するデザイナーが織りなすこれまでになかったデニムコレクションを展開。毎年様々なデザイナーと協業してJAPAN DENIMの商品を展開しています。

 

④新規性のある事業・サービスの展開

■産地の見える化

JAPAN DENIMの各製品には産地事業者を明示したラベル下げ札を取り付け、QRコードも印字。

どの事業者が関わっているのか明示・可視化することにより、生産地名や事業者名を消費者・アパレル関係者へ広めていきます。デニム関連事業者は、参画デザイナー・ブランド以外の企業とも出会うチャンスが増え今後の商機に繋がる取り組みを行っています。

■産地活性化

製品拡売により生産量も増え、閑散期にも生産することで、産地デニム関連事業者の売上を安定することが出来ます。海外で活躍するブランドとの共同開発により、産地ブランドが海外市場へも認知されやすくなり、デニム関連事業者と海外企業のビジネスチャンスに繋がります。

 

■新たな雇用の創出

日本のデニム生産地の「聖地」としてブランディングを行うことにより、産地の就業希望者の増大にも寄与でき、新たな雇用の創出に繋がります。

 

 

⑤海外展開

■2020年海外展開

2020年にイタリア・ミラノの国際生地見本市“MILANO UNICA”に出展。フランス・パリの国際製品展示会“PARIS TRANOI”に出展しました。

 

今回の選定を機に、今後もこれらの取組に力を入れ、繊維産業の発展に貢献していく所存です。